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「ユーザー車検って安いって聞くけど、実際いくらかかるの?」
「本当に3万円程度で車検を受けられるの?」
「車検以外にどんな費用がかかる?」
このように思っている方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ユーザー車検で必ず必要になる費用は、車種や年式によって異なります。
主な費用は、
- 自賠責保険
- 自動車重量税
- 検査手数料
です。
これに加えて、車の状態によっては、
- テスター屋の費用
- タイヤ交換
- ブレーキ整備
- ヘッドライトの修理
- その他の部品交換
などの費用が発生します。
この記事では、国家1級自動車整備士・自動車検査員として26年間、自動車整備に携わってきた経験をもとに、ユーザー車検にかかる費用を解説します。
また、実際に私が妻の平成17年式MH21SワゴンRをユーザー車検に持ち込んだときの費用も公開します。
「ユーザー車検ならいくら安くなるのか」だけではなく、
実際には車検以外にどんな費用が発生する可能性があるのか
まで、できるだけ現実的に解説します。
この記事でわかること
この記事を読むと、
- ユーザー車検に必要な費用
- 自賠責保険・重量税・検査手数料の内訳
- テスター屋にかかる費用
- 実際のMH21SワゴンRの車検費用
- 車検前にタイヤ交換した場合の総額
- ディーラーや車検専門店との違い
- ユーザー車検をおすすめできる人
- 安く済ませるための注意点
がわかります。
結論|ユーザー車検の費用は「車種・年式」で大きく変わる
ユーザー車検で基本的に必要になる費用は、次の3つです。
ユーザー車検の基本費用
- 自賠責保険
- 自動車重量税
- 検査手数料
この金額は、すべての車で同じではありません。
例えば、
- 軽自動車か普通車か
- 車両重量
- 初度登録からの経過年数
- エコカー減税の対象か
などによって変わります。
そのため、
「ユーザー車検なら必ず○万円」
とは一概に言えません。
さらに、車検に合格するための整備が必要になれば、その費用も別途かかります。
実例|MH21SワゴンRのユーザー車検にかかった費用
ここでは、実際に私が妻の車をユーザー車検に持ち込んだときの費用を紹介します。
車両は、
スズキ ワゴンR
型式:MH21S
平成17年式
です。
受検日は、
令和8年6月1日
でした。
車検当日にかかった費用
今回、実際にかかった費用は以下のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 自賠責保険 | 17,540円 |
| 自動車重量税 | 8,800円 |
| 検査手数料 | 2,500円 |
| テスター屋 | 2,200円 |
| 合計 | 31,040円 |
車検関連費用は合計31,040円
今回のMH21SワゴンRの場合、
ユーザー車検関連で実際に支払った費用は31,040円
でした。
ただし、この金額だけを見て、
「ユーザー車検なら3万円だけで済む」
と考えるのは注意が必要です。
今回は、車検前に別途タイヤ交換も行っています。
今回は検査ラインをすべて一度で合格
今回の車検では、検査ラインの検査項目はすべて一度で合格しました。
そのため、
- 再検査
- 部品交換による再受検
などの追加費用は発生していません。
ユーザー車検の場合、検査で不合格になると、原因を修理・調整して再検査を受ける必要があります。
そのため、車の状態によっては予定より費用がかかることもあります。
ただし、車検証交付時に納税確認ができず焦った
今回、検査そのものはすべて問題なく合格しました。
しかし、最後に車検証を受け取る段階で、
自動車税の納税確認が電子システム上でできない
という問題が発生しました。
原因は、納税情報が電子システムに反映されるまで時間がかかっていたためです。
検査にはすべて合格しているのに、最後の段階で車検証を受け取れない可能性があり、かなり焦りました。
現在は多くの場合、納税証明書の提示が不要な電子確認が行われていますが、
納税した直後などは電子システムへの反映に時間がかかる場合があります。
車検直前に納税した場合などは、注意した方がいいでしょう。
このときの詳しい経緯については、別の記事で解説しています。
車検前にタイヤ4本を交換した
今回の車検では、車検費用とは別にタイヤ交換を行いました。
以前から、
右前タイヤのリム付近から少しずつ空気が漏れる
という症状がありました。
定期的に空気を補充しながら使用していましたが、毎回エアを入れるのも面倒になってきました。
また、車検を受ける前にタイヤの状態も整えておきたかったため、
4本まとめて交換することにしました。
タイヤは楽天市場で4本購入
今回購入したタイヤは、
MAXTREKのタイヤ
です。
タイヤ4本の購入価格は、
14,600円
でした。
タイヤは楽天市場で購入しました。
ちょうど楽天市場のお買い物マラソン期間中で、「5日」などポイントアップを狙えるタイミングに、他の買い物とまとめて購入しました。
楽天市場では、タイミングによってポイント還元率が変わるため、高額な商品を購入する場合はキャンペーン時期を確認するのも一つの方法です。
ただし、
ポイント還元を狙って必要のないものまで購入するのは本末転倒です。
もともと必要だった商品を、購入タイミングを工夫して買うことが重要だと考えています。
タイヤ交換は専門店を選んだ
タイヤ交換チケットを利用する場合、
- 近くのガソリンスタンド
- カー用品店
- タイヤ専門店
など、複数の選択肢があります。
今回も近くのガソリンスタンドで交換できました。
しかし私は、あえて少し離れた場所にあるタイヤのプロショップを選びました。
理由は、タイヤが車の安全に直接関わる重要な部品だからです。
タイヤ交換では、
- 古いタイヤの取り外し
- 新しいタイヤの組み付け
- ホイールバランス調整
- 空気圧調整
- バルブの確認
などの作業を行います。
今回は、多少距離があってもタイヤを専門的に扱っている店舗で交換してもらうことにしました。
タイヤ交換にかかった費用
今回のタイヤ交換費用は以下のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| MAXTREKタイヤ4本 | 14,600円 |
| タイヤ交換工賃(2,310円×4本) | 9,240円 |
| 廃タイヤ処分料・エアバルブ持込工賃 | 1,760円 |
| タイヤ交換合計 | 25,600円 |
今回の総支出は56,640円
今回の費用をすべて合計すると、
車検関連費用
31,040円
タイヤ交換費用
25,600円
となります。
合計
56,640円
でした。
ただし、56,640円すべてが「車検費用」ではない
ここは非常に重要です。
今回の総支出は56,640円でしたが、
すべてがユーザー車検そのものに必要な費用ではありません。
タイヤ交換は、
車検を受けるための法定費用
ではなく、
今回、車の状態を考えて必要になった整備・消耗品交換費用
です。
そのため、正確には、
ユーザー車検関連費用
31,040円
今回必要になったタイヤ交換
25,600円
合計支出
56,640円
と分けて考える必要があります。
ユーザー車検の費用内訳を解説
ここからは、ユーザー車検で必要になる主な費用について解説します。
① 自賠責保険
自賠責保険は、すべての自動車に加入が義務付けられている強制保険です。
車検を受ける際には、次の車検期間をカバーする自賠責保険への加入が必要です。
金額は、
- 軽自動車
- 普通車
- 保険期間
などによって異なります。
今回のMH21SワゴンRでは、
17,540円
でした。
※自賠責保険料は改定されることがあるため、車検時には最新の金額を確認してください。
② 自動車重量税
自動車重量税は、車の重量や経過年数などによって金額が変わります。
特に注意したいのが、
初度登録からの経過年数
です。
一般的に、
- 新車登録から13年超
- 新車登録から18年超
などで税額が変わる場合があります。
今回のMH21SワゴンRでは、
8,800円
でした。
③ 検査手数料
車検を受けるためには、検査手数料が必要です。
今回のMH21SワゴンRでは、
2,500円
でした。
ただし、検査手数料は、
- 車種
- 検査方法
- 手続き方法
などによって異なる場合があります。
車検を受ける際には、受検する検査場の最新情報を確認してください。
テスター屋の費用は別途かかる
今回、車検前にテスター屋を利用しました。
費用は、
2,200円
でした。
テスター屋とは、検査場の近くなどにある民間の予備検査場です。
店舗によって異なりますが、
- ヘッドライト光軸
- サイドスリップ
- ブレーキ
- スピードメーター
- 排気ガス
などを事前に確認できます。
テスター屋を利用すれば必ず車検に合格する?
答えは、
いいえです。
テスター屋で問題がなかったとしても、実際の車検で必ず合格するとは限りません。
また、テスター屋によって確認できる項目も異なります。
ただし、特に初めてユーザー車検を受ける場合、
自分では確認しにくいヘッドライト光軸などを事前に確認できる
というメリットがあります。
ユーザー車検で追加費用が発生するケース
ユーザー車検は安く済ませられる可能性があります。
しかし、車の状態によっては追加費用が発生します。
例えば、
- タイヤ交換
- ブレーキパッド交換
- ブレーキディスク交換
- ヘッドライトのバルブ交換
- ヘッドライト光軸調整
- ワイパーゴム交換
- エンジンオイル交換
- バッテリー交換
- 足回りの修理
などです。
今回のMH21SワゴンRも、
タイヤ交換で25,600円
が別途かかりました。
「車検に通る」と「安心して乗れる」は違う
ここはユーザー車検を考えている方に特に伝えたいところです。
車検は、
その時点で保安基準などに適合しているかを確認する検査
です。
つまり、
車検に合格したから、次の車検まで絶対に故障しない
という意味ではありません。
例えば、
- エンジンオイルの劣化
- バッテリーの寿命
- タイヤの劣化
- ブレーキパッドの摩耗
- 冷却水の減少
などは、日常的な点検や整備が必要です。
「車検に通すこと」だけを目的にするのではなく、その後も安全に乗れる状態かを考えることが重要です。
ユーザー車検とディーラー車検の違い
ユーザー車検とディーラーなどに依頼する車検では、大きな違いがあります。
| 比較項目 | ユーザー車検 | ディーラー・整備工場 |
|---|---|---|
| 車検の手続き | 自分で行う | 店舗に任せられる |
| 平日の時間 | 必要になりやすい | 店舗による |
| 検査場への持ち込み | 自分 | 店舗が行う場合が多い |
| 整備 | 自分で判断 | 整備士に相談できる |
| 費用 | 抑えやすい | 整備内容による |
| 不合格時の対応 | 自分で対応 | 店舗に任せられる |
| 車に詳しくない人 | やや難しい | 利用しやすい |
ディーラー車検なら高いとは限らない
「ディーラー車検=高い」
と単純に考えるのも注意が必要です。
ディーラーや整備工場では、
- 法定点検
- 消耗品の点検
- 故障箇所の診断
- 整備
- 保証
などが含まれる場合があります。
単純に、
ユーザー車検は3万円
ディーラー車検は10万円
という金額だけで比較するのではなく、
何にお金を払っているのか
を考える必要があります。
ユーザー車検に向いている人
私の経験から考えると、ユーザー車検に向いているのは次のような人です。
ユーザー車検に向いている人
- 車の基本的な知識がある
- 自分で車の状態を確認できる
- 平日に時間を取れる
- 必要書類を準備できる
- 不合格になった場合にも対応できる
- 車検後の整備についても考えられる
特に、
普段から自分でオイル交換や点検をしている人
には、ユーザー車検は選択肢の一つになると思います。
逆にユーザー車検をおすすめしにくい人
一方で、次のような方は無理にユーザー車検を選ぶ必要はありません。
- 車のことがほとんどわからない
- 車検に通ればそれでいいと思っている
- 平日に休みを取れない
- 不具合がある
- 長距離を走る
- 自分で整備の判断ができない
- 検査に不合格になったとき不安
このような場合は、整備工場などに依頼した方が結果的に安心できる場合があります。
安く車検を受けたいなら「比較」も選択肢
ここまで読んで、
「ユーザー車検ほど自分ではできない」
「でもディーラーより安く済ませたい」
という方もいると思います。
その場合は、最初から1店舗だけに決めるのではなく、
複数の車検業者を比較する
という方法もあります。
車検の基本料金だけでなく、
- 法定費用
- 整備費用
- 追加整備の内容
- 口コミ
- 店舗の所在地
などを比較して、自分に合った店舗を選ぶことが重要です。
近くの車検業者を比較したい方はこちら

ユーザー車検を安く済ませるコツ
① 車検直前ではなく早めに点検する
車検当日に不具合が見つかると、時間も費用も余計にかかります。
少なくとも車検の数日前には、
- タイヤ
- ライト
- ワイパー
- オイル漏れ
- 灯火類
などを確認しておくことをおすすめします。
② タイヤの状態を早めに確認する
タイヤは車検直前になって慌てることが多い部品です。
今回のMH21SワゴンRも、以前から右前タイヤのエア漏れがありました。
空気を補充しながら使用していましたが、結果的に車検前に4本交換しました。
タイヤは、
- 残り溝
- 偏摩耗
- ひび割れ
- 空気圧
- エア漏れ
などを定期的に確認することが重要です。
③ テスター屋を必要に応じて利用する
特に初めてユーザー車検を受ける場合は、テスター屋を利用するのも一つの方法です。
数千円の費用はかかりますが、
検査で不合格になって何度も検査場を往復するリスクを減らせる可能性があります。
ただし、すべての車に必須というわけではありません。
車の状態や自分の知識に合わせて判断してください。
④ 「車検費用」と「整備費用」を分けて考える
今回の記事で一番伝えたいのはこれです。
例えば、
車検費用が31,040円
だったとしても、
タイヤ交換やブレーキ整備が必要なら、総額は大きく変わります。
今回のMH21SワゴンRでは、
- 車検関連費用:31,040円
- タイヤ交換費用:25,600円
で、
総支出は56,640円
でした。
ユーザー車検を検討するときは、
「法定費用はいくらか」
だけではなく、
「車検前に必要な整備があるか」
まで確認することが重要です。
よくある質問
ユーザー車検は本当に安いですか?
車の状態が良く、追加整備が必要なければ、整備工場などに依頼する場合と比べて費用を抑えられる可能性があります。
ただし、自分で手続きを行う必要があり、平日に時間を取る必要もあります。
また、整備が必要になれば追加費用が発生します。
ユーザー車検は初心者でもできますか?
可能です。
ただし、
- 予約
- 必要書類の準備
- 検査場での手続き
- 検査ラインの操作
などを自分で行う必要があります。
車の状態に不安がある場合は、事前に整備工場などで点検してもらうことをおすすめします。
テスター屋は必ず利用した方がいいですか?
必須ではありません。
ただし、ヘッドライト光軸など、自分で判断しにくい項目が不安な場合は利用するメリットがあります。
車検に通れば次の車検まで整備は必要ありませんか?
いいえ。
車検は、その時点での検査です。
オイル交換やタイヤ点検など、日常的な点検・整備は別途必要です。
まとめ|MH21SワゴンRの実例では車検関連費用31,040円
今回、実際にMH21SワゴンRをユーザー車検に持ち込んだ費用は、
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 自賠責保険 | 17,540円 |
| 自動車重量税 | 8,800円 |
| 検査手数料 | 2,500円 |
| テスター屋 | 2,200円 |
| 車検関連費用合計 | 31,040円 |
でした。
また、今回は車検前にタイヤ4本を交換したため、
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| タイヤ4本 | 14,600円 |
| タイヤ交換工賃 | 9,240円 |
| 廃タイヤ処分料・エアバルブ持込工賃 | 1,760円 |
| タイヤ交換合計 | 25,600円 |
となりました。
そのため、今回の総支出は、
56,640円
です。
ただし、
ユーザー車検そのものにかかった費用は31,040円。
残りの25,600円は、今回必要になったタイヤ交換費用です。
ユーザー車検は確かに費用を抑えやすい方法です。
しかし、
「安く車検を通すこと」だけを目的にするのではなく、車の状態を確認し、安全に乗り続けられるかを考えることが重要です。
自分で車の状態を判断できる方には、ユーザー車検は有効な選択肢です。
一方で、
「自分で検査場へ行くのは不安」
「平日に時間が取れない」
「整備もまとめてプロに任せたい」
という方は、複数の車検業者を比較して、自分に合った方法を選ぶのもおすすめです。


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