【デミオ 20万キロ超】異音の真犯人を撃破!オルタネーター&ウォーターポンプDIY交換の完全手順(エア抜きまで1時間)

自動車整備・DIY

義弟から預かった走行距離20万キロ超えのマツダ・デミオ(DBA-DE3FS / ZJエンジン)。

前回、回転数と同調してエンジンルームから響く「ゴロゴロ音」の対策としてオルタネーターをリビルト品に交換しました。全体的には格段に静かになったものの、「室内に響いてくる本命のゴロゴロ音」が消えないという結果に。

原因は、オルタネーターのすぐ隣に配置されている「ウォーターポンプ」のベアリングのガタでした。隣り合うプーリー同士、聴診器(サウンドスコープ)でも見抜けなかった罠にリベンジを果たすべく、今回はウォーターポンプの交換に挑みます!

この型のデミオのオルタネーターとウォーターポンプ交換は初めての経験でしたが、コツさえ掴めば非常にアクセスが良く簡単で、クーラントのエア抜き作業まで含めても1時間程度で完了しました。実際のDIY手順を写真付きで詳しく解説します!

🔧 今回使用した主な工具たち

今回活躍してくれた精鋭工具たちです。狭いエンジンルームの隙間にアクセスするため、ラチェットの長さやソケットの組み合わせがポイントになります。

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🛠️ ウォーターポンプ交換:作業手順

1. バッテリーのマイナス端子を外す

オルタネーターのB端子(常時電源)を触るため、ショート防止として必ず最初にバッテリーのマイナス端子を遮断します。DIY安全第一の基本ステップです。

2. ファンベルトの取り外し

デミオのZJエンジンはオートテンショナー仕様です。14mmのめがねレンチをテンショナーのボルトに掛け、グッと緩める方向に力をかけることでベルトの張りが抜けます。そのままベルトをプーリーから外します。

3. オルタネーターを再び取り外す

ウォーターポンプはオルタネーターの奥(下側)に隠れているため、まずは前回付けたばかりのオルタネーターを再び外します。

  • オルタネーター裏側のコネクターと、プラスチックキャップを外しB端子を切り離します。
  • 作業スペースを確保するため、干渉するエアコンラインのクランプを外して少し横にずらしておきます。
  • オルタネーターを固定している上下の取り付けボルト2本を外します。
  • ヘッドライト裏のスペースが少し狭くて知恵の輪状態になりますが、傷をつけないよう慎重にオルタネーター本体を上から抜き取ります。

4. ウォーターポンプの取り外し

オルタネーターが退くと、目の前にウォーターポンプが完全に姿を現します。

ウォーターポンプのプーリーを固定している、あるいは本体をブロックに固定している12mmのボルト計4本を外します。ボルトを緩めると同時に、内部から古いクーラント(冷却水)が一気に抜けてくるので、下に受け皿を忘れずにセットしておきましょう。

5. 新旧部品の比較と新品の取り付け

外した古いウォーターポンプと、今回用意したピカピカの新品ウォーターポンプです。手で回してみると、古い方はやはり内部のベアリングがゴロゴロと鳴り、ガタが発生していました。これでは室内に音が響くわけです。

ディーラーや整備工場でオルタネーターとウォーターポンプを同時交換してもらうと、工賃を合わせて数万円以上の出費になりますが、ネットでリビルト品や優良社外パーツを自分で手配してDIYすれば、部品代だけで済むため圧倒的に高額な工賃を浮かせることができます!

※購入する際は、ご自身のデミオの年式や型式(DE3FSなど)に適合するか必ず販売ページで確認してくださいね!

接合面(ブロック側)の古いガスケットや汚れを綺麗に掃除したら、新品のウォーターポンプをセット。12mmのボルト4本を均等に対角線上で締め付けて固定します。

あとは逆の手順で、オルタネーターを元に戻し、ボルト2本を固定、コネクターとB端子を接続してエアコンラインを戻します。最後に14mmのめがねレンチでテンショナーを緩めながら、ファンベルトを綺麗に全プーリーへ掛け直します。

💧 最終仕上げ:クーラントの注入とエア抜き

すべての部品が元通りに組めたら、いよいよ最後の重要工程「エア抜き」です。今回はアストロプロダクツ製のクーラントチャージャー(ファンネル)を使用して効率よく作業を行いました。

  1. ラジエーターキャップの口にファンネルをしっかりセット。
  2. 新しいクーラントを適量注ぎ入れます。
  3. ヒーターを「MAX(一番温かい設定)」、風量を「Loまたは中」にしてエンジンを始動。
  4. エンジンが温まり、サーモスタットが開くと、冷却ラインに残っていた空気がポコポコと泡になって抜けていきます。気泡が出なくなり、電動ファンが回るまでじっくりとエア抜きを行います。

このアストロプロダクツ製のクーラントチャージャーは、ラジエーター口にガッチリ固定できるため液漏れの心配がなく、一人でも安全・確実にエア抜きができる超便利アイテムです。これがあるだけで水回りのDIY整備のハードルが劇的に下がります!

🎉 結末:あのゴロゴロ音が完全消滅!

エア抜きが完全に終わり、車内に乗り込んでアクセルを煽ってみます。

結果は……大成功!!!

これまでの「ゴロゴロ、ガラガラ」と車内に鳴り響いていた不快な重低音は、跡形もなく完全に消え去りました。聞こえてくるのは、静かでスムーズに回る本来のZJエンジンの音だけ。20万キロ超えのデミオが、新車の頃のような(というのは言い過ぎですが笑)驚くほどの静粛性を取り戻しました。

隣り合うプーリーの罠に一度は翻弄されましたが、結果的にオルタネーター(発電系)とウォーターポンプ(冷却系)という、過走行車にとっていつ壊れてもおかしくない最重要消耗部品を同時にリフレッシュできたため、これ以上ない最高の予防整備になりました。

デミオのこの周辺の整備性はDIY初心者にもかなり優しい部類だと思います。同じような「回転数に同調する異音」に悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にチャレンジしてみてください!

(※DIY作業は自己責任で安全第一で行いましょう!)

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