義弟から車検で預かった、走行距離20万キロ超えのマツダ・デミオ(型式:DBA-DE3FS / エンジン型式:ZJ)。
預かった当初から、「アクセルの回転数に応じて大きくなる、ゴロゴロ……という鈍い異音」がエンジンルームから室内に響いていました。20万キロ超えという大ベテランの車両。どこかのベアリングが限界を迎えているのは間違いありません。
今回は、この異音の発生源を突き止めるべくDIYでトラブルシューティングを行い、部品交換に挑んだリアルな整備記録をお届けします!
1. 異音発生!サウンドスコープ(聴診器)での診断
まずは音の発生源を特定するため、ボンネットを開けてエンジンを始動。アクセルを煽ると、回転数に同調して「ゴロゴロ音」が大きくなります。
メカニック用の聴診器(サウンドスコープ)を各部に当てて、慎重に音を聴き比べていきました。

プーリー周辺をくまなく探った結果、最もビンビンと大きな音が響いて聞こえたのが「オルタネーター(発電機)」でした。
出先での突然の発電不良(不動車化)を防ぐためにも、さっそく信頼性の高いリビルト品(再生部品)の手配を行いました。
2. オルタネーターをリビルト品へ交換!現れた変化
部品が届いたので、ベルトを外して周辺の狭いスペースと格闘しながら、オルタネーターの交換作業を行いました。


写真の通り、眩しいほどピカピカのリビルト品が無事にドッキング完了。
これで不快なゴロゴロ音ともおさらば!と期待を込めてエンジンを始動し、アクセルを軽く踏み込んでみます。
「ゴロゴロロゴロ……」
なんと、回転数に合わせて響くあの重苦しい異音が治っていません。オルタネーターが発していた唸り音こそ綺麗に消え去ったものの、本命のゴロゴロ音は依然として残ったままでした。
隣り合うプーリーの罠。判断を難しくさせた本当の原因
実は、ベルトを外して作業していた際に、エンジン助手席側の各部プーリーを一つずつ手で回してガタを点検していました。その際、オルタネーターのすぐ隣にある「ウォーターポンプ」のプーリーを回したとき、ほんの少しだけ軸にガタツキがあり、微かに音が出ていたのを記憶していました。
このデミオのZJエンジンは、オルタネーターとウォーターポンプの距離が非常に近く、隣り合うように配置されています。
そのため、ウォーターポンプ内部のベアリングが摩耗して出た重いゴロゴロ音が、至近距離にあるオルタネーターの金属ボディに激しく反響。聴診器で診断した際に「オルタネーターが一番響いて鳴っている」と錯覚させてしまうほど、音源の判断が難しい状態になっていたのです。
オルタネーター自体の唸り音と、ウォーターポンプのゴロゴロ音。20万キロ超えゆえの「異音の複合原因」だったわけです。
4. まとめ:次なるリベンジ(ウォーターポンプ交換)へ!
一回の交換で全ての異音を完全に消し去ることはできませんでしたが、オルタネーターを新品同様にリフレッシュできたことでエンジンは確実に静かになり、義弟に安心して乗ってもらうための「予防整備」として最高のファインプレーになりました。
そして、残るゴロゴロ音の真の原因がウォーターポンプのガタだとハッキリ特定できたのも、大きな収穫です。
すでにウォーターポンプの新品部品は注文済み。次の休みはいよいよ、本丸である「ウォーターポンプ交換編」に突入します!冷却水(クーラント)を抜く本格的な作業になりますが、愛車を完全な静寂に戻すためにガッツリ整備していこうと思います。
次回のDIYリベンジレポートも、ぜひお楽しみに!


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