「ユーザー車検って本当に通る?」
「どこで落ちやすいの?」
「事前に何を見ればいい?」
現役で整備に関わり、実際に何度も陸運支局へ持ち込んでいる立場から言うと、
落ちる人には“共通パターン”があります。
この記事では、
現場で本当に多いNG項目をリアル目線でまとめます。
ユーザー車検で落ちやすいポイント17選
① ヘッドライト光軸ズレ(最多)
ダントツで多い。
- バルブ交換後
- 足回り交換後
- 車高変更後
テスター屋に寄らずに行くと高確率で不合格。
② 灯火類の不点灯
- ブレーキランプ
- ウインカー
- ナンバー灯
- ハイマウント
LEDは1発でも切れているとNG。
③ 灯火類のひび割れ・色違い
- レンズ割れ
- 左右で色違い
- 白っぽいウインカー
左右対称が基本。
④ ワイパーゴム切れ
- ゴム裂け
- 拭き取り不良
雨でなくてもチェックされます。
⑤ ウォッシャー液が出ない
- タンク空
- モーター故障
- ノズル詰まり
出なければ不合格。
⑥ フロントガラスのひび・貼り物
NG例:
- 運転席視界内ヒビ
- ステッカー
- お守り貼り付け
意外と落ちる。
⑦ メーター内警告灯点灯
- チェックエンジン
- エアバッグ
- ABS
- 横滑り防止
- シートベルト警告灯(装着しても消えない)
エンジン始動後に消灯しないとNG。
⑧ OBD検査(対象車は要確認)
対象車かどうかは車検証の備考欄で確認可能。
履歴エラーがあると落ちます。
⑨ 発煙筒が無い
有効期限切れはOK。
ただし車内に無いとNG。
⑩ ホーンが鳴らない
単純だが落ちます。
検査前に必ず確認。
⑪ 下回りブーツ破れ
対象部位:
- ドライブシャフト
- タイロッドエンド
- スタビリンク
- ロアアームボールジョイント
ただし実際の検査は
4輪接地状態で下から目視。
経験上、
スタビリンクのブーツ切れで合格したこともある。
とはいえ、
ドライブシャフト外側の大きな破れや
グリス飛散はほぼアウト。
※合格=整備OKではありません。
⑫ オイル漏れ
- 滴下
- 明確な漏れ跡
はNG。
滲みはケースバイケース。
⑬ サイドスリップ
縁石ヒット歴がある車は注意。
⑭ マフラー音量・排気漏れ
小さな漏れでも指摘される場合あり。
⑮ タイヤ溝不足・はみ出し
溝1.6mm未満はNG。
フェンダーからのはみ出しもアウト。
⑯ 貨物車の注意点(最大積載量501kg以上)
ここ重要。
最大積載量が 501kg以上の貨物車 は:
- 荷室と運転席の仕切り棒が必要
- 最大積載量ステッカー表示が必要
どちらか欠けてもNG。
さらに、
スタッドレス装着時は
タイヤの荷重指数が純正指定以上か要確認。
ここで落ちるケース、実際にあります。
整備士目線で本当に多いのは?
- 光軸
- 警告灯
- 灯火類
- タイヤ関連
この4つを押さえれば通過率は大きく上がります。
ユーザー車検前チェックリスト
□ 灯火類全点灯確認
□ ワイパー&ウォッシャー確認
□ 発煙筒確認
□ ホーン確認
□ 警告灯消灯確認
□ 下回り目視
□ タイヤ溝・空気圧確認
最低限これだけはやる。
まとめ
ユーザー車検は
「整備していないと落ちる」のではなく
「基準を知らないと落ちる」。
特に
- 光軸
- 警告灯
- 灯火類
- タイヤ
- 貨物車の仕切り関係
ここが鬼門。
事前点検がすべてです。

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