― 前期型・後期型 両方を所有した実体験ベース ―
メルセデス・ベンツ W203 は、
「壊れる」「維持費が高い」と言われがちな車です。
ですが、前期型・後期型の両方を実際に所有・維持してきた立場から言うと、
W203は
壊れる車というより、
前期型で出た不具合を後期型で対策してきた車
という印象が強いです。
この記事では、
実際によく遭遇した不具合と、その対策を
前期型・後期型の違いも含めてまとめます。
前期型と後期型の違い(大前提)
まず大事な前提です。
- 前期型:不具合が集中して出やすい
- 後期型:前期型の弱点を対策品で潰してきたモデル
そのため、
「W203=壊れる」という評価の多くは
前期型の印象が強く残っていると感じています。
よくある不具合①
フューエルポンプ故障(エンジンがかからない)
症状
- セルは回るがエンジン始動しない
- 走行中に突然エンスト
原因
- 燃料ポンプ内部の劣化
対策
- フューエルポンプ交換
👉 前期型で特に多く、
後期型では発生率は下がった印象です。
よくある不具合②
バッテリー上がり(暗電流)
症状
- 数日でバッテリーが上がる
- 交換しても再発する
原因
- 電動シートコントロールユニットの故障
- 常時通電により暗電流が発生
正規修理
- シートコントロールユニット交換
→ 部品代・工賃ともに高額
私が実際にやった対処(※自己責任)
私は正規交換ではなく、
- 社外リレーを追加
- エンジンOFF時に通電を遮断
- 暗電流を防止
という方法で対応しました。
⚠️ 正規のやり方ではありません
⚠️ 実施する場合は完全に自己責任です
ただし、
暗電流そのものを止めるという意味では
効果ははっきり出ました。
よくある不具合③
エンジン始動時の「カチカチ音」
症状
- エンジン始動直後
- 室内ダッシュボード奥からカチカチ音
原因
- エアコンのフラップギヤ、ストッパー破損
- プラスチックギヤの経年劣化
対策
- ダッシュボード脱着
- ヒーターケース交換(ギヤストッパー部破損)
- ギヤ交換
👉 作業難易度・工賃ともに高め
W203ではかなり有名な不具合です。
よくある不具合④
ATF漏れ(オイル浸入)
症状
- オイル漏れ
- ハーネス側にATFが回る
原因
- バルブボディにつながる
集中コネクター(13ピンカプラー)からの漏れ
対策
- 集中コネクター交換
- 対策品に変更
👉 前期型で頻発
👉 後期型では対策品装着率が高い
これは定番中の定番なので、
未交換なら早めの確認をおすすめします。
前期型に乗っていたからこそ分かる後期型の良さ
私が前期型を所有していた頃は、
- 不具合が「出揃っている」印象
- 同時多発的に修理が必要になることも
それに対して後期型は、
- 明らかにトラブルが減っている
- 対策品が最初から付いている部分が多い
同じW203でも、別物に近いと感じました。
それでもW203は「癖のある車」
正直に言えば、
- 国産車のような放置耐性はない
- 予防整備と制度理解が重要
ですが、
仕組みを知って付き合えば
きちんと応えてくれる車
でもあります。
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まとめ
- W203の不具合は前期型に集中しがち
- 後期型は対策品で改善されている
- 定番トラブルを知っていれば致命傷は避けられる
- 「知らないと損する」タイプの車
W203は、理解して乗る人向けのメルセデス。
このブログでは、
実体験をベースに「現実的な付き合い方」を書いていきます。

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