冬場、暖房をMAXにしているのに
出てくる風がぬるくて車内がなかなか暖まらないという症状が出ました。
車両は
メルセデス・ベンツ W203/エンジン型式 M271 です。
外気温が低い日は特に寒く、
「設定温度を上げても改善しない」状態だったため、点検することにしました。
症状の整理
今回の症状は以下の通りです。
- 暖房をMAX HOTにしても風がぬるい(風量の調整はOK)
- 水温計は暖気後も60℃位までしか上がらない
- エンジンが温まっても暖房の効きが悪い
診断の決め手はアッパーホース
エンジンが十分に温まった状態で、
ラジエーターのアッパーホースを触って確認しました。
通常であれば、サーモスタットが開くと
アッパーホースはかなり熱くなります。
しかし今回は、
- 車両は十分に暖気している
- それなのにアッパーホースが熱くならない
という状態でした。
この時点で、
冷却水が十分にエンジンの熱で温められずにラジエータに戻り、再び冷やされてしまう為水温が上がりきらない
→ サーモスタットが正常に機能していない可能性が高い
と判断しました。
サーモスタット交換
原因を切り分けた結果、
サーモスタットを交換することにしました。
今回使用したのは、
Amazonで購入した社外品(約1,800円) です。
純正部品やディーラー修理と比べると、
かなり費用を抑えることができました。

クーラントについての補足
作業時に抜いたクーラントについては、
状態を確認したうえで再使用しています。
本来は新品補充が無難ですが、
今回は汚れや劣化が見られなかったため、自己判断で対応しました。
※クーラントの再使用については、
車両状態やメーカー指定によって判断が分かれるため、
各自の責任で対応してください。
交換後の変化
サーモスタット交換後は、
- 暖房の立ち上がりが早くなった
- MAX HOT設定でしっかり温風が出る
- 冬場の寒さが大きく改善
と、症状ははっきり改善しました。
部品代が安く済んだこともあり、
費用対効果の高い修理だったと感じています。
まとめ
- 暖房が効かない原因はサーモスタット不良だった
- 診断のポイントはアッパーホースの触診での確認
- W203(M271)では定番トラブルのひとつ
- 比較的安価な部品で改善するケースもある
同じように
「暖房を入れても寒い」「風がぬるい」
と感じている方の参考になれば幸いです。
※本記事は W203(M271)での実例 です。
症状や原因は車種・年式により異なる場合があります。
※この記事は、車整備の仕事に携わる筆者の実体験をもとに書いています。

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